2014年5月14日水曜日

仲良し

グループ、というのは「仲良し」グループではよろしくない。

授業は実技なので、仲良しで「遊ぶ」というわけにはいかない。社会に出れば、嫌いな人とも、初対面の人とも、作業をすることになる。常に「仲良し」でお仲間になれるとは限らない。もちろん、作業によっては、「仲良し」であることがデメリットになることもある。


学内で撮影作業をさせているので、様子を見に行くと、常に「休憩」しているグループがいたりする。お茶に菓子パンまで用意されており、早昼の様相である。スマホいじりに熱中しておる。

しばらく経って、もう一度様子を見に行くと、まだ「休憩」中である。おしゃべりに夢中で、口角泡を飛ばして爆笑中である。
こういうグループに限って、授業を振り返ってひとこと、などと言ってもらうと、「授業の撮影の作業時間が短かった」などとおっしゃる。短くしているのは、本人達なのだが。

クラスが受講していた他の実技の先生とは、よく学生の様子を情報交換する。学生の性向とか、志向とか、仲良しグループとかである。なるべく、他の授業のグループとはかぶらないように、仲良しグループにならないように、シャッフルしてグルーピングするのである。先生は密かに努力しているのである。

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