先日は勤務校と同じ法人が経営している美術学校の修了式の撮影だった。
そちらの方は、各種学校で1年単位で修業するカリキュラムになっている。「卒業」が目標ではないので、ある程度の年限内で、自分の目標を立てて、心おきなく「美術する」わけである。
3月終わりの「修了式」も、1年の区切りであるようで、これを限りに学校に来なくなるわけではなく、また4月から心機一転作業開始、の人も多いようである。
大学の教室では、ほとんど同じような年齢の学生が座っていたりするが、そちらの学校の方はかなりバラエティに富んでいる。一般の大学を卒業してから「手に職」タイプの人、子育てが終わって「趣味に充実」路線な人、定年退職後の「人生やりたいことやるんだ」派な人、などいろいろである。教室を覗くと、年齢や背格好からでは、どちらが先生か生徒か分からない。
学生のベースがバラバラだと、教える方は大変だったりするのだろう。しかし、大学生と違って自分のペースで作業しているからなのか、授業風景もすこぶる優雅に見えたりする。
修了式の方も、その意味で言えば、「別れ」とか「卒業」という印象ではなく、どちらかと言えば、フォーマルな「終業式」、といった感じだ。学生数もそれほど多くないので、実にアットホームだ。
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