2013年3月14日木曜日


新学期が始まる前の準備と言えば、大学側で集める「シラバス」用の原稿書きである。

解説授業科目の内容とか目的とかを集めた冊子を、以前は「授業要録」とか「授業概要」とかというタイトルでまとめていたが、いつの間にか「シラバス」という横文字になった。
これがまた、内容や項目が規定で決まっているらしく、事務方からこんな内容で書いてね、という注文がやってくる。

難しいのは、受講人数や受講者の顔どころか名簿もなしで書かなくてはならないことだ。実習を伴う作業の場合は、学生の性癖とか性向とか、そういったものが授業の進行にかなり影響する。ここまでやろう、とシラバスには書いたものの、学生の段取りが悪く、要領が悪く、覚えも悪く、トラブったり、事故ったりなどして、予定の半分しか進まなかったりする。そうすると、次の授業が遅れ、その次の授業が遅れる。
学生とのやり取りなく、ただ教壇でしゃべる一方という授業なら、シラバス通りに進むのだろうが。

実習は蓋を開けてナンボ、あるいはアドリブで進行する部分が多いからなあ、と考えてみたりもする。

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