まあ、こういった修行な課題、というのは、即効性があるわけではなく、社会に出てからじわじわとありがたみが分かるようなものである。
時折、卒業生から「あの時のー」なんていう話題が出たりする。苦労した課題ほど、社会に出てから役立ったりすることがあるわけだ。
学校の課題というのは、こういったものである。
だから、ここ何年か、授業終了時の「学生アンケート」なんていうのが気になったりするわけである。「この授業は、興味が持てましたか」「課題は適切な内容でしたか」「学習の成果が得られましたか」なんていう設問は、授業終了時にはあまり意味がなかったりするのでは、といぶかしむ。大型カメラの新聞複写など、興味が持てて、楽しい課題とは言いがたい。しかも、難問である。
社会に出てから、「やるはめになってしまった」ことで思いがけず役に立ったり、再提出を食らいまくったからこそ社会に出て納得することもあったりするからだ。
習ったことが、すぐに「モノになる」のなら、修行など不要である。
0 件のコメント:
コメントを投稿