2012年10月6日土曜日

ばったり


同居人と近くのピザ屋でちょいとワインなど飲んでいた。
しばらくすると遅番のアルバイトが入ってきた。顔を見て、あれっ、担当しているクラスの受講生である。あちらもややあって気付いた様子。えええーっと言いながら、お給仕してくれる。こちとら顔は笑っているが、食欲激減である。

同居人の場合、小学校で教えていたので、長じてばったり、というのもあるそうである。駅でばったり、くらいならまだいいのだろうが、同居人は「あまりに疲れがたまっていたので飛び込んだ駅前マッサージ店」で担当してくれた兄ちゃんが、いきなり「お久しぶりです先生!」。小学校以来なので10年ぶりか、よく見ると見覚えのある顔、という状態らしい。先生の方は大人だから、10年経ってもあまり風体は変わらない。思わず思い出話に花が咲いたそうである。料金分もんでもらったのだろうか。

助手だった知人は、夜中のコンビニでばったり、だったそうである。夜中にちょいと食料を買いに言ったら、担当学生がレジにいた。会計しながら「あのー、明日提出の課題なんですけど」。おでんでお酒でも、と出かけた買い物が、思わぬ人生相談となったそうである。

先生業をやっていると、こういうことがよくある。世の中は狭い、とよく言う。どこで誰に会うか分からない。くわばら、くわばら。

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