勤務校の新学期は9月早々に始まった。
同居人の行っている大学はもう少し遅いスタートである。
学校によって学期の始まりや終わりの時期はずいぶん違う。
例によって夏休みは、前期中の講座の採点とか、後期の授業の仕込みとかで、暑いというのに、「休み」という感じはしない。
合間に同居人は保育園に出かけている。
私の家や周辺の友人に「保育園」に行ったことのある人はいなかったので、「保育園に夏休みはない」というのは、びっくりだった。
同居人の通っている保育園は、夏は保育士さんたちも入れ替わりで休みを取るようで、臨時保育士が来るらしい。いつもと勝手が違うので、作業がやりにくいようである。子どもの方も、いつも見ない顔がクラスにちらほら。話を聞くと、夏休み中の臨時預かり、というのがあるそうだ。普段は幼稚園通いだが、夏休みは保育園に通う、というケースらしい。
幼稚園は文科省の管轄、保育園は厚生省の管轄で、働く方で言えば労働環境、子ども側から言えば学習や保育の環境はずいぶん違うのだそうである。預ける親から見れば、役所の管轄は関係ないだろうから、さまざまなニーズが発生するし、園の方もそれに併せて営業をする。幼稚園の時間外保育、保育園の幼児教育に力を入れてアピールする施設もある。
すでに現場はクロスオーバーしようといているのだが、役所はなかなかそうならないのは世の常である。
0 件のコメント:
コメントを投稿