2012年10月10日水曜日

篩(ふるい)


学校のカリキュラムには「選択」という科目がある。
専攻科目や学校によってずいぶん違うのだろうし、文化系理科系実技系でも選択できる「幅」というのもさまざまである。
選択授業というのは、学生にとって「嬉しい」ものに見えるようだが、準備する方は大変である。
私が授業をしているのは「実技系」なので、ことさらである。

毎年受講希望者が多い「人気科目」というのがあったりする。機械を使った実技科目では、無制限には受け入れられない。機械の数には制限があり、一度に受講できる人数は限られる。多いからと言って、じゃあ別の期間に同じ授業をするか、といった発想が私塾やカルチャースクールではあったりする。しかし、大学ではそうはいかない。カリキュラムは学内で絶妙に使用教室や機材を調整していたり、文科省に届け出る認可があったりするので、どたんばで変更というのがほとんどない。事前に告知したスケジュールと科目通りに敢行せねばならない。だから、希望者が多い科目は、どうしても篩(ふるい)を考えなくてはならない。

じゃんけん、あみだくじ、抽選、受講希望者内の話し合い、前年度の成績評価や素行をもとに研究室がダメ出し、いろいろとやってみたが、いずれにせよ「受講できない」場合は、他の授業を受けることになる。まあたいていは、心機一転、頑張ってくれたりするのだが、最近の学生さんはいつまでもへこんでいたりする。やる気満々だったりするとなおさらだ。

同じ専攻科目内の選択でも難しいので、先日言ったような「専攻科目横断の選択実技科目」は、受ける方も受けさせる方も、もっと難しい。

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