小学校の授業内容というのは、時が過ぎるとずいぶんと変わったりするものである。
同居人がやっている授業の内容など聞いていると、浦島太郎になったような気になることがある。
我々が子どもの頃の理科の授業の実験では、乾電池に銅線をつないで豆電球を光らせて、直列並列などとやっていたりした。現在は豆電球が入手しにくいのでLED電球を使うそうだが、こちらだとつなぎ方が逆だと光らないし、電圧で光り方が弱くはならない。教えることは全くベツモノになったりする。
しばらく前のニュースで、小学校の家庭科の調理実習で食中毒、というのがあった。原因はポテトサラダに使ったジャガイモの芽が取り切れていなかったそうである。これはまた調理以前の問題かもしれない。家庭科の先生は家事のベテランというわけでもなかったりするし、ポテトサラダなど総菜屋で買う習慣だったのかもしれない。
そういえば、家庭内の調理週間もずいぶん変わっているようで、現在お魚はスーパーで「切り身のパック」を見ているお子さんが多く、そのため「切り身」と「丸物=お魚の全身」との照合図鑑、というのを雑誌の特集で見たことがあった。切り身なら「鮭」に見えるが、顔を見ても「鮭」には見えないお子さんが多いそうである。
いろいろと時が過ぎると、学校で教えることもいろいろと増えてしまって大変である。
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