友人から手紙が来た。ご主人が会社勤めをお辞めになったので「初ボーナスなしの夏」をお過ごしの様子である。
私で言えば20年ほどボーナスなし。同居人で言えばここ4-5年ほどボーナスなしだが、その前から「ボーナスはすべて自分の小遣い」になっているので、奥様には関係がない。新聞やテレビのニュースで「ボーナス」の話題があっても、縁はない。
まあこういうもの、と思っていれば何と言うことはない。勤めていた頃を思い出せば、ボーナスは「棚からぼたもち」みたいなものだったので、旅行やら機材やらと使っていたような気がする。
ボーナスがない生活で、何が違うか、と言えば、「大型消費」が少なくなったような気がする。ボーナスで冷蔵庫を買い替えるかー、と言っていたのが、なくなるわけだ。冷蔵庫買い替えるかー、カメラ買い替えようかー、と思ったら、毎月こつこつと「冷蔵庫用貯金」「カメラ貯金」である。急な支出はあっても、急な収入はないのである。
ないならない、といことは、そのうち慣れるものである。7月と12月をあてにしなくなるだけで、サラリーマン以外はそんなものである。農家も漁師もボーナスはない。日本国民が全員「ボーナスをもらう」ものではないのだが、と新聞を見ながら考えてみたりするようになる。
0 件のコメント:
コメントを投稿