学生さんがスマホを持って学校に来るようになったのは、いつ頃からだったろうか。
ポケベル、PHS、ガラケーと、学生さんが常備する電子ガジェットはずいぶんと変わってきた。
それまでの「ガジェット」と違うのは、スマホの電池は持ちが悪い、ということである。
講義室はたいてい、後ろの方から席が埋まる、というのが多かったが、最近は「壁側から埋まる」のである。学食もたいていは、窓側の眺めのいい席から埋まるのに、最近は壁沿いの端っこの薄暗い席から埋まる。なぜかと言えば、そこにコンセントがあるからだ。
着席するやいなや、鞄から充電用のケーブルやらコネクタを取り出し、コンセントとスマホをつないで机の上、というのがよく見る風景である。授業中はスマホはしまってくださいねーと言わなくてはならない。それでも授業中にぴろぴろと脳天気な着信音が鳴ったり、机が突然音をたてて震えていたりする。
授業の後は教室で忘れ物を確認するのだが、充電用のケーブルがコンセントにさしたまま忘れ去られていたりすることがある。時には引き続き充電中のスマホさえ置いてある。うーむこれは、満充電までこのままにしておいてください、というサインなのか、盗んでOKというサインなのか。
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