2014年8月1日金曜日

古顔

勤務校では、事務方でも例外ではなく、一時期の雇用緩和によって「正規職員」以外の比率が上がった。いつのまにか数年契約の嘱託職員が増えている。たぶんいくつかの採用方法があるのだろうが、一般的な企業のような「正採用」が少ないように見える。
難点は、事務方の「顔」がずいぶんと短期間で変わってしまうことだ。

大学に通い続けていると、何となく古顔の職員と顔なじみになることが多い。1年に1度か2度、廊下ですれ違ったりすることもある。
古顔の職員、というのは、終身雇用制だったりするので、定年までは学内の部署を回り持ちしている。専任の教員の定年は70なのだが、職員は60くらい、だんだん「古顔の顔なじみ」は少なくなっていく。
しかし入れ替わりに「新顔の顔なじみ」が増えるか、といえばそんなことはなく、顔と名前が一致した頃に「契約が切れたので嘱託をやめる」人が増える。
単なる事務作業だけではなく、ある程度長いスパンで考えるようなプロジェクトまで「嘱託職員」が一部を担っていたりするのは、どうなんだろうか、と眺めたりする。古顔で保守的でがちがちにカタイ、というのはイヤだが、数年ごとに人員一新でリスタート、というシステムが良いのかどうか。それはもっと長いスパンで答えが出てくることなのだろう。

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