2015年7月28日火曜日

追う

会社の偉い人、しかもご高齢の人、と知り合いになると、たいてい「秘書」さん、あるいは直属の部下、という人が「付き人」としてやってくることがあった。
昔で言えば「カバン持ち」、あまり良い意味では使われない言葉かもしれないが、若輩どうしで、ときどき雑談することもあった。
「随伴」される方の人は、会社にとっては「伝説」の人だったり、今は大きな会社の設立者だったりする。昔は小さな工場でねー、などという昔話を毎度聞かされるんですよー、というのが「付き人」さんの決まり文句である。
「叩き上げのじいさん」だったりすると、付き人を叱咤激励しつつ、自分はさっさと歩いて行ってしまう。ワンマンかつせっかち、というのがよくあるパターンだった。


付き人さんは追いかけるのが大変である。 

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