まあ、課題であるから、間に合わなくってもナンボのものである。それが身にしみて、将来馬鹿力に頼ったり期待したりしなければ良いだけである。
ところが、機械の方は正直なもので、「ゴリ押しする」学生というのを、私よりも先に見分けたりすることがある。
授業では12台のコンピュータを使っている。全部が同じ仕様なのだが、数週間の授業のうちでやけにフリーズするマシンが、時々出現する。違うクラスでは全く問題なく動作していたりするが、また別のマシンがやけに動作緩慢になったりする。
時として、「動作が怪しい」マシンを扱っている学生の「操作が怪しい」ことがある。
怪しい動きをし始めたときの操作を覚えていれば対処のしようがあるかもしれないが、ほとんどの学生は覚えていない。条件反射的にマウスをクリックしてしまい、エンターキーを押してしまうからだ。どのボタンを押したのか、どういったタイミングでどのキーを押したのか、記憶にない。
今年の場合は、「コンピュータの操作に不慣れ」でやたらエンターキーを押してしまうケースと、「自分ではコンピュータの操作に慣れていると思っている」のでやたら環境設定や初期設定をいじりまくってしまうケースの両方で「怪しい動作」が発生していた。機械の方で「要注意人物」を見つけてくれているようなものだ。たいていこういう学生は、すべての作業が「雑」だったり「乱暴」だったりする。コンピュータを扱う作業だけではなく、日頃の作業にも要注意である。
いまどきのコンピュータというのは、システム関連で使うファイルや設定がやけに多い。どの操作によって、何が悪さしているのか突き止めるのに時間がかかる。急いでいるときには、いきなりCドライブ初期化してインストールし直しましょう、という作戦になる。
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