2014年4月25日金曜日

ハキハキ

逆にテンションが上がりっぱなし、という学生がひとり混じることがある。その場合も、グループ全体のモチベーションは下がることがある。

高校時代に非常に優秀だったらしい学生がひとり混じった。ハキハキとしていて、意見ははっきりと言う、声は大きいし、話し合いをすればリーダーシップを握る。生徒会長や委員長という雰囲気である。学習分野についての知識もそのトシにしては豊富で、意欲も旺盛である。
毎年必ず、というわけではないが、こういう傾向の学生は時折いるものだ。
こういったハキハキくんが混じると、グループの他のメンバーには影響が出てくる。

ひとつのパターンは、「丸投げ」である。
ハキハキくんが、率先して物事を決めてくれるので、ミーティング時間は短く、作業効率が良い、ように見える。ほかのメンバーはあまり意見を言うこともなく「おまかせ」状態になる。
「丸投げ」後、「愚痴」というパターンもある。
ハキハキと作業目的や内容が決められた後、ハキハキくんがいないところで、「実はほんとはあれはやりたくなかったんだよねー」「あー、私もー」ということになる。もう少しテンションの高いハキハキくんだと、「ミーティング中に意見を言う雰囲気じゃないんだよねー」ということがある。こうなると、ミーティング、とは言えないのだが。
「丸投げ」後、ひたすらみんなで作業に没頭。
…しているように見えることがある。肉体労働を伴うハキハキくんだと、まあやってやろうか、という雰囲気になる。ハキハキくんが、働きまくるケースでは、他のメンバーは「お手伝い」に徹することになる。ハキハキくんにとっては「心おきなく」作業出来ているが、他のメンバーの充足度はあまりないことが多い。

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