2014年4月16日水曜日

資格

大学で教えるには「資格」はいらない。
小学校や中学校では「教員免状」が必要だ。大学の教職課程では、「教えるためのノウハウ」を教わるわけである。
大学の方は、「ノウハウ」なしに、いきなり授業である。

教わる方は、海千山千の学生さんである。小学校から始まって予備校に行ったならそこまで、数多くの先生を見ている。大学では、教える内容についてはプロであっても、教える方法はプロではないことも多い。特に関わってきた映像系の分野は、システマチックな教育方法が確立されていなかった。映像の現場では「職業教育」だったり、「職人養成」だったりする傾向が強い。もちろん、現場で作業しながらなので、「体で覚える」わけだ。
大学での授業は、五里霧中、手探り、試行錯誤、だったりした。学生さんには申し訳なかったが、「失敗」した授業もいくつかある。もちろんそれがベースになって、今の方法論に行きついているわけだ。

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