2014年4月10日木曜日

ディスプレイ

高校で「情報」という授業があったり、普段からデジタルがジェットに触れる機会が多くなったこともあって、大学の授業でパソコンを教えていても「人生このかたこういった機械を触ったことがない」という学生はほぼ皆無になった。
コンピュータの走りの世代だと、マウスを扱うことすら大変だったりしたものだが、昨今はそういう学生は少なくなった。

子ども達が、どういったデジタル機器から触り始めるか、と言えば、今やスマホかタブレットである。電車の中で携帯ゲーム機をいじっている子ども達をよく見かけたが、最近はいいトシをした大人だって、スマホでゲームである。
だから、ここ数年顕著なのは、コンピュータのディスプレイに人差し指を突き立てたり、画面をなでまわす学生が出てきたことだろう。しばらくすると、タッチディスプレイではないことに気づくのか、マウスを持ち直したりする。

頭の中も、スマホやタブレットの構造なので、コンピュータのディレクトリや階層構造、ファイルの形式や保存場所の概念などは教えにくい。画像編集の重たいアプリケーションを起動しているのに、次から次へと他のアプリケーションを立ち上げる。

また、教えるための別のスキルが必要になってきそうだ。教える側の苦労はつきないものである。

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