2014年4月24日木曜日

グループで共同作業による実習をしていると、学生の個性が違えば、出来上がりがかなり左右されることが多い。

たいていの学生はグループ作業は苦手だ、と公言する。高校までの学生生活で、「共同作業」というのはあまりやらないらしい。苦手、ではなく「やったことがないのでやりたくない」というのが正直なところではないかと思う。

グルーピングすると、学生それぞれのモチベーションも違うので、個人で作業するようなわけにはいかない。「作業に没頭する」以外のことにも、ある程度は気を使ってもらわなくてはならない。それは、いまどきの学生にとっては「面倒くさい」ことなのだろう。
確かに、一人遅刻しがちな学生が混じったりすると、作業の進行が遅れがちになり、全員のモチベーションが下がり、どんよりとしたムードになり、作業に手を抜きがちになり、作品に満足できなくなり、作業に集中しなくなり、という悪循環にすぐ陥ってしまう。そのため「グループ作業はいや」ということになる。

こういったグループを見ていると、誰も遅刻しがちな学生に注意しない、モチベーションを上げようと声を上げない、一人でもこつこつと作業することはしない、愚痴は言うが改善しない。最後は「やっぱりメンバーが悪かった」ということを顧みるが、自分のことは反省しない、ものなのである。

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