数年ごとに研究室のコピーはリース期間の更新と共に新しくなる。新しくなるとそれなりに新しい機能もついてくる。いろいろとかゆいところを探して機能にしているわけだ。
もちろん、この手のリース物件は、ランニングコストは別会計である。機械内にカウンターというのが入っていて、プリントした枚数を勘定している。1枚いくら、である。もちろんファックスすれば電話代は別。メーカーの保守契約代金も必要だ。ある程度の消耗品は保守料金だろうが、紙代は別。使えば、使ったなりに、お金がかかってくるようになっている。
日頃眺めていると湯水のように使っている文明の利器である。同居人の勤務校では1−2年ほど前から「コピー緊縮令」が出た。カラーコピーで、学生に毎回10枚ほどを配布している美術史の授業があったらしい。美術学校の美術史だから、受講生も多い。カラーコピーが1枚30円として、一人300円、300人ほどの授業なら1回の授業で90000円、15回の授業があるのでプリント代だけで135万円、講師料よりもはるかにお高い。現在はプリントは回収の必要があるものだけになり、資料配付はサーバーから学生がダウンロードする方式になったらしい。やっとペーパーレスになってきたというわけだ。
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