2017年6月23日金曜日

世代

スマホ依存、という学生さんも多くなったわけだが、ある意味では、こういった電子機器の扱いには慣れてきたという見方もあるだろう。
コンピュータが必須の授業が始まった頃は、キーボードが「コワい」という学生さんが少なからずいた。タイピング、ということすらしたことがなかったので、キーボードで「d」はどこか、「k」はどこか、などと大騒ぎだった。ブラインドタッチなど申すまでもない。一本指打法である。「左クリック」を、右手でクリックするから「右クリック」と信じて疑わない学生さんもいた。マシンの電源を落として、と言ったら、すかさず電源ボタンを押して、作業中のデータを全部飛ばしてしまった学生さんもいた。
ここ数年だと、スマホのフリック入力は出来るのに、キーボードをあまり知らない、という学生さんもいる。「コントロールキー」や「デリートキー」を知らない、というわけだ。違う授業科目の話だが、レポートを作成するのにスマホで作業している学生がいたらしい。あんな細かい画面で良くやるなあ、と感心したが、それより前に親指が腱鞘炎にならないか心配にもなった。データでテキストレポートを送ってきたらしい。印刷の方法は知らなかったようだ。ここいらへんも、「スマホ世代」である。

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