時折、すれ違う車は真っ赤なのだが、ボンネットの色が真っ黒。色が違うのが気になっていた。詳しい人に聞くと、ボンネットだけをカーボンにしているのでは、ということだった。
クルマのボディーは一般的にスチールでつくられている。鋼鉄だから、それなりに重たい。一方、乗り物などで速度をそれなりに出すには、自重を少なくするというのが基本だ。競馬のジョッキーは小柄である。自転車で言えば、サイクリング用のそれはママチャリよりもかなり軽い。それと同等で、クルマもボディーを軽くすればスピードを出しやすい。街乗り、一般車両であれば、まずはアルミホイルにする、というのが常識、その次にやることは、パネルをカーボンファイバーにするのだそうだ。ただし、全部カーボンにしてしまうと、かなりお高くなってしまうことと、紫外線による劣化が大きく、またクルマの強度は小さくなる。その兼ね合いが面倒らしい。ちょっとでも軽くするために、パネルをひとつカーボンにする、という作戦をとることがあるらしい。
さて、すれ違うクルマのボンネットは黒いので、カーボンファイバーだろうと思われる。従って、オーナーはクルマ好き、しかもラリーとかレース好きなのかもしれない、と思われる。カーボンはお高いので、それなりに懐具合もあるりそうだと思われる。
だから、というわけではないが、ついドライバーに目が行くことになってしまう。
若い、とは言えない。スマート、とも言えない、むしろ懐具合並にフクフク、といった体型である。
うーむ、ボンネットをカーボンにすれば、どの程度自重が減るか知らないが、ドライバーのダイエットの方が効果的な気がするのだが。
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