2013年11月4日月曜日

感動

同居人が、学生から感動的なお話を聞いたらしい。授業から帰ってきたら、うるうるしている。
どんな話か、というと、飛行機の中で黒人と隣り合わせた白人女性がクレームをつけた。CAは他人に聞こえる声で、空きのあったビジネスクラスにご案内する旨を伝えて、黒人を連れて行った。機内はスタンディングオベーションの嵐になった、というものだ。

どこかで聞いたネタである。ちょっとシチュエーションやディテールが違ったりするが、似たような話を聞いたことがある。インターネットとは便利なもので、こういうときにネタ元を探すことが出来る。検索サイトでキーワードを打ち込むと、あれこれ出てくる。
関連するものもいろいろと出てくるのだが、フィクションらしいこと、SNSを通して「拡散」したことなどが出てくる。我々の世代だと「幸福の手紙」とか「チェーンメール」なんかに近いかもしれない。

お話を教えてくれた学生は、インターネットで見て感動しました、と教えてくれたようである。
感動的だから、いい話だからOKというだけではなく、これには別の側面もあって、一言では言い難いものがある。


ブラックプロパガンダ、グレープロパガンダ、などという言葉が脳裏をよぎる。

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