2013年11月27日水曜日

末尾

今のように、電話番号が相手に表示される時代ではなかったので、話し始めて「あれ?」というのがよくあった。

自宅の電話によく「OO銀行の副支店長のXXさんをお願いします」という電話がよくかかってきた時期があった。
おかしいのは、父はそのOO銀行の違う支店の貸し付け課に勤務していたことだ。何かしら狐につままれたような気がした。
たいていは、「違います、番号違いです」と言えばおしまいだが、あまりにも何回も違う人から同じような電話がかかってくるので、「なぜこの番号におかけでしょうか」と聞いたことがある。どうやらOO銀行が配布している行員向けの支店一覧表の番号が誤植で、我が家の電話番号になっていたようである。末尾数字ひとつ違いが、当の支店の番号であった。

よその会社だったらもっと噴飯ものだったよねえ、というのが後日の我が家の「ご感想」である。

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