2013年12月19日木曜日

公衆電話

今や学生生活はもとより、一般的な市民の生活でも、携帯電話あるいはスマートフォンはたいがいの人が持っている。
日々の連絡に使うようになって街中に減ったのは公衆電話と駅の伝言板だ。

小学校の頃、ランドセルには、お守りと一緒に、10円玉が入った小さな小銭入れがぶる下がっていた。何かのときにはうちへ電話しなさい、である。
その後は、テレフォンカード、というのが出来て、小銭をじゃらじゃら入れずに会話できるようになった。
携帯電話の普及で、公衆電話が次々と撤去されたが、先だっての大地震の時は携帯電話がつながらず、公衆電話に長蛇の列が出来た。日頃携帯電話にどっぷりな生活の家人は、小銭の持ち合わせも、テレフォンカードも持っておらず、なかなか電話が出来なかったらしい。

通信手段の変化は、時として、不自由なこともあるものである。文明の便利さに慣れていると、非常時には困ることを、震災時に学んだと思っていたのだが、数年で「のどもと」を過ぎてしまった感じがする。

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