他の杞憂機種は食器洗い機である。
同居人は海外生活をしていたこともあってビルトイン食器洗浄機というのをキッチンに入れていた。アメリカのおうちにあるようなものだ。概ね1日分の食器をいれて、寝るときにスイッチを入れる。ごーんごーんと、夜中に働いて、朝には乾燥した食器になっている、というものだ。
実家はアナログに手洗いしていたので、初めて使ったときは感動した。ただ、どんな機械にも一長一短というのはあって、スイッチを入れたら機械の仕事が終わるまで1時間から2時間かかる。途中で扉を開けたら、また最初から作業開始である。食器のローテーションを考えながら動かさないと、結局食洗機から汚れた食器を取り出して手洗いして使う羽目になる。使っているときに一度故障をしたのだが、この修理がけっこう大変だった。ビルトインの宿命である。
であるから、新築時には卓上型を探して、設置した。その頃は、国内メーカーがいくつか製造していたのだが、これも15年あまり経つ間に、ほとんどのメーカーが撤退した。
現在使っているのは、業務用メーカーの個人コンシューマー向けの機種なのだが、これも製造を中止している。ワンサイクルの運転が10分かからない。乾燥機能はないが、扉を開けておけばほぼ乾く。隣に食器洗いのアシスタントがいる、という感じである。便利なことこの上なく、ここ10年ほどは故障もなく動いている。デザインも素っ気なく、さすがは業務用メーカーである。これが禍して、買替え需要がなくて製造中止なのかもしれない。悲しいことである。復活、しないだろうなあ。
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