10年でこれほど入れ替わるので、もうひとつ心配したのはオーブンだった。ガス会社の扱っている「卓上ガスオーブンレンジ」というもので、簡易な電子レンジ機能がついている。これの電子レンジ、というのが壊れる。かれこれ3回目なので、4年でおしゃか、という計算である。今年がそのローテーションの12年目にあたる。過去2回とも「マイクロトロン交換」という修理状況で、初回はガス会社が、次は電機メーカーから技術者がやってきた。こちらも開発メーカーが買収により消滅、買収メーカーの修理窓口が担当である。
いまどきの家電量販店へ行けば、電気のオーブンレンジというのが並んでいる。修理代金3回あれば、相応の機種が買える。ところが修理を依頼した時点で、「修理OK」というモードになるらしく、技術者は「修理意欲満々」でやってきた。修理代金が高いから新品を買った方がお得、などと言わない雰囲気である。ちゃっちゃと分解していき、こちらもパーツを交換、再点検して他のパーツを交換した。まだしばらくは部品の在庫がありますよ、などというご挨拶である。新品買い換えで心機一転、ではなく、あと4年頑張ろうかね、という具合である。
こちらの「卓上型電子レンジ機能付きガスオーブン」も、今は後継機種がひとつだけである。サイズアップもしているので、現行機種とそっくり入れ替え、というのはちと辛い。とうとう修理不能になったらどうしようかと思う。
そういえば、この買収したメーカーの修理というのは、かなり古い製品でも直してしまうことが、メディアで取り上げられたことがある。うちの生ゴミ処理機1代目は修理に出したら、故障パーツ交換、それに不具合が出そうな箇所につけるパーツを技術者が自作して補強修理して戻ってきたことがあった。手作り感満載である。故障で買い換え、ではないのがこのメーカーの「気合い」なのかもしれない。その後、さすがに修理部品がもうなくなって修理不能になったので、買い換えることにはなったのだが、やはり同じメーカーになった。2台目君も頑張って稼働中である。
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