2017年4月20日木曜日

変化

実家の近所も典型的な新興住宅地である。私鉄沿線、郊外、駅からバス、一戸建て庭付きが並んでいる。私鉄が開発しただけあって、それぞれの駅に住宅地が並ぶ。数駅隣は、一世を風靡した「金曜日の妻たち」というドラマのロケ地だった。サラリーマン、亭主元気で留守が良い、というコピーがあった頃だ。人口ドーナツ化現象、という言葉もあった。郊外に家を買い、都心に働きに出てくる、という状況だ。東京都心の昼間人口と夜間人口の違い、なども、社会科の教科書には出ていた。
さて、金妻エリア、こちらも世代交代で子ども世代は独立している。子ども世代は夫婦共稼ぎなので、駅近くの物件に引っ越して戻らない。かくして、高齢化した住宅街だけが残される。
一方、現在住んでいるところも、郊外の住宅地なのだが、近所の雑木林や畑は庭もないような一戸建て建売住宅に変貌している。こんなに建て込んでいたら、外壁の塗り替えは大変だろうなあと余計なお世話を考えたりもする。
住宅政策、というのがあったのかどうかわからない。社会情勢が変わっていない、と考えているのは政治家だけなのかもしれないと思ったりもする。

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