同居人は還暦過ぎである。
交友関係も同じように齢を重ねるわけなので、お友達も還暦過ぎが増えた。ずいぶん前にアラサーとかアラフォーとか言う言葉が流行ったが、既にアラカンは過ぎて、今度はアラコキである。
こういう年回りになると、ぼちぼち年賀状に「勤務先変更」「職業変更」「定年退職」「リタイア」という近況が増えてくる。
欧米の友人だと、「リタイア楽しみ」「これからが人生だ」のような挨拶が多い。日本人の場合は、「まだまだやれるぞ」という自己暗示か自己主張かは知らないが、60代前半完全リタイア、というのは少ないような気がする。
同居人の場合は、非常勤講師という名前のパートタイマーなオジサンになった。ご友人の中には、変わった「次の商売」というのが時々いる。
「幼稚園送迎バス運転手」である。幼稚園はたいがい園児送迎のマイクロバスなんかを運行している。建前は「自家用」なので、白ナンバーである。二種免許ではないにせよ、気を使う商売のようで、「夜は飲酒禁止」を自分に課している。二日酔いでは仕事にならないからだ。
これがストレスにならないといいんだけどねー、と同居人は挨拶状を眺めながら晩酌である。
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