日頃電気の恩恵にあずかっているわけだが、停電、というのは突然やってくる。もちろん、他の国を旅行していると、停電なんて日常茶飯事、というところもいっぱいある。
シャワーを浴びていたらいきなりお湯が水になってびっくりしたら、部屋の照明もつかない、現地の人は「いつもの停電」で慌てたり騒いだりしない。
コンピュータで作業を始めた頃は、通電が止まればその時点で、前回保存時以降のデータはすべてパー、というのが前提である。
ある日いきなり夕立、雷、停電、というシチュエーションで、大学の研究室にいたら、学生が泣き叫んで廊下を走っていた。「うわあああああデータがああああ」。
以来、学生さんには、こまめなデータ保存、がお約束である。
コンピュータ室の閉室時間が過ぎているのに、作業をぐずぐずと終えない学生には「ブレーカー落とすよ」が脅し文句だった。ハードな作業に伴うデータ保存は、時間がかかる。保存中に電気が切れても、データは残らない。
以来、放課後作業の学生さんには、保存時間を逆算して作業終了、がお約束である。
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