「計画」停電の横浜の実家では、わりあい「計画」通りに停電が実施された。
夕食時にあたるのであれば、食事の支度は事前に済ませておかなくてはならない。炊飯は済ませても、停電で保温できなければ「冷や飯」である。もちろん、レンジでチン、も停電時は使えない。
実家は夕食時に灯油ファンヒーターを使っているのだが、停電だと「ファンヒーター」は使えない、というのは、意外な盲点でもあった。
傍目に辛いだろうなあ、と思ったのは「オール電化住宅」だった。
震災前にはものすごーく宣伝していた「オール電化住宅」である。昼間はよく「太陽光発電の設置はいかがでしょうか」というセールスマンが来たし、東京電力もずいぶんと分厚いパンフレットやカタログを持ってきた。
震災時は寒い時期だったので、オール電化住宅なら、照明も調理も暖房もアウトである。
震災後、「オール電化住宅」の宣伝は、あまり聞かなくなった。今は「太陽光発電設備」のセールスもほとんど来ない。
最も、震災後に早く復旧したのは電気、と言う話もあった。地上のインフラなので、電線の復旧は、地中のガスパイプを修理するよりも早いらしい。
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