少し前の話になるが、テレビ番組のやらせ発覚と打ち切りが報じられた。ドキュメンタリー風に、異なる技術を持つ会社の技術力を競い合わせる、といった内容である。
メディアというのは「嘘をつく」のが前提である。
ファッション雑誌のモデル撮影の現場では、背中側はサイズ合わせのためにクリップや洗濯バサミで服の寸法を微調整する。風になびくロングヘアーは、アシスタントが扇風機を抱えていたりする。ニュースを読んでいる背広姿のアナウンサーの足下はスリッパだったりする。
映像はことに、「見えなければOK」なケースが多いのだが、最近それに輪をかけているのは「画像加工ソフト」の存在である。動画はまだちょっと大変なのだが、静止画であればかなり加工が出来る。Adobe Photoshopでこんなに「化けました」サンプルは、インターネットを探せばけっこう出てくる。http://www.youtube.com/watch?v=vkwVMsGT0Os
逆に「やりすぎ」「逆効果」「むしろ化けすぎ」なのもあったりする。使い方によってはむしろ「詐欺」と言われかねない。知らなければ「幸せ」だったりする。
もちろんすべてを疑ってみよ、というつもりはない。腹は八分目、信用するのも八分目、くらいでないと、メディアとはつきあいにくい。
0 件のコメント:
コメントを投稿