2014年2月14日金曜日

ロックアウト

今日のお天気も雪である。

首都圏では、数センチも積もるとニュースで大騒ぎになる。雪慣れしていないので、ちょっと道が凍ると、みんなつるつると滑る。ずいぶん前になるが、父がやはり通勤中に革靴で滑って骨折した。
さっぽろ雪祭りな季節での昨年の出張授業、同居人はごっつい雪靴とアウトレットのセールで買ったフィールドコートで出かけて行った。

授業は講義半分、実技半分の集中授業、210名の大クラスである。70名ずつの3クラスに分け、1クラスが午前午後通しで1日授業をする。3日間、先生の方は同じことを繰り返す、というハードスケジュールである。
当然のように、朝は早くから準備に行き、夜は遅くまで採点と翌日の準備である。夜も遅くなったが、もう一息、というころで、小腹が空いた。構内の売店は既に閉まっているので、門の外のコンビニに行こうと教室を出た。人気のない、夜の校舎である。外は雪が降っていて、風も強い。昇降口から出て、買い物をして、帰ってきた。出てきたところから入ろうとするが、ドアが開かない。どうも自動ロックだったらしい。しょうがないので、他の入り口を探すが、どこも開いていない。建物にも灯りのついた部屋ははあまりなく、守衛を捜すが、北海道らしく広い構内で、守衛室が見当たらない。雪も降っていて、人も通らない。だんだん、風が強くなってきた。

「夕べは大変だったんだよお」という電話が、かかって来た。翌朝である。そうでなかったら、札幌の大学構内で、肉まんとあんまんを抱えて遭難していたに違いない。

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