同居人はメタボな体格である。あまり背は高くない。
だから、服を買う時は「丈」ではなく、「幅」が基準になる。ウェストの入るハーフパンツを買ったら、クオーターパンツくらいの感じである。当然のように、クオーターパンツなら、アンクルパンツである。
普通のおズボンなら補正をするのでなんとかなるが、パジャマとかトレパンまでは丈上げを頼んだりしない。帰って着てみると、案の定「殿中でござる」みたいな雰囲気である。
趣味は車とかバイクだったりする。
バイクの場合は、足がちゃんとつくかどうかが購買の基準である。どうしても欲しい場合は、「アンコ抜き」が出来るかどうかを調べている。シートをいったん分解して、入っているウレタンを薄くするのである。まあシート高が低くなっても数センチ、というところだろうが。
マニュアル車の場合も、クラッチペダルを踏み切れるかどうかが購買の基準である。どうしても欲しい場合は「かさ上げ」、つまりペダルに板をかませたりなんか出来るかどうかを検討している。
ペダルを踏む前に、試乗車に乗ったりする。あるメーカーのスポーツカーはバケットシートになっていた。お尻が入らない。営業マンが思わず苦笑した。「一生あのメーカーの車は買わない」ことになった。
特殊な体型の人はいろいろと大変である。
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