昨今の自動車というのは、いろいろな装置やらセンサーやらがついているものである。
警告灯、と言えば、以前はガス欠かオイル不足か水温警告か、くらいのものだったが、今はいろいろなアイコンがメーターパネルに並ぶ。シートベルトの警告、ウィンカーやストップランプの球切れ、各種安全装置の状況まで教えてくれる。
数台前の車は、よく「エアバッグ作動しない」警告が出ていた。あわててディーラーに行くと、コンピューターをエンジンルームにつないでチェックする。たいがいはセンサー異常で、エアバッグは作動可能である。
今使っている車は、外気温センサーがついていて、パネルに温度を表示する。0度になると「路上氷結注意」まで警告してくれる。親切なのだが、だからといって教えてもらってから朝の忙しい時間に冬用タイヤに履き替えるわけではない。
先日はその温度センサーが故障した。
外は30度を越える暑さなのに、温度計はマイナス8度。路上氷結注意の表示が出る。もう路上はガチガチに氷結中である、とお車は考えておる。エアコンのスイッチを入れると、突然の熱風である。オートエアコン装備車なのである。外気温に対しての「温度指定」なのである。エコな冷房基準温度「28度」を指定すると、マイナス8度+28度だとお車は計算し、36度分の温風を出してしまうのである。外は極寒だ、急いで室内を暖かくしよう! と気を使ってくれている。ありがたい心遣いなのだが、たまらん。かといって、マイナス温度設定はない。しかも、単に冷風を出してくれ、というスイッチがない。いくら温度を下げてもやっと「送風」モードである。
次に買う車はマニュアルエアコンにしたいものである。
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