2013年9月14日土曜日

黒シャツ

派手な服装のカメラマンが来ていたので、つい学生に注意することを思い出してしまった。

初心者に写真やビデオの撮影を教えていると、得てして自分が見ているものしかファインダーで確認していないことがある。
プレビューしたときに、思わぬものが画面にあったりする。片付けていないカメラケースや、放り出しっぱなしの三脚ケース、誰かの弁当箱、食べかけのあんぱん、なんていうのもそうである。
一番多いのは「映り込み」で、向かい合っているガラスや磨かれた壁面や床面に、カメラマンが反射していたりする。ファインダーでは確かに確認しづらいので、撮影前に「大丈夫かなー」と考えるのがコツである。もうひとつのコツは、出来るだけ地味な服を着ることである。ガラスへの映り込みは、白いものの方が目立つので、黒い服、無地、
の方が、目立ったりしない。長袖長ズボン黒無地、が基本である。
学生には、カメラマンは地味な服装でやってね、と言っている。

だから、たいていのカメラマンは、黒っぽい地味な服装だ。好きなのではなく、職業癖なのである。

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