研究室で管理している授業は、専門の実習や講義である。小中学校と違うのは、必修だったり選択だったり仮進級だったりする学生がいて、授業ごとに違う名簿を作成しなくてはならない。アナログ時代はそれなりに面倒くさく、大変な作業ではあった。コンピュータで作業するようになって一番「楽」になったのは、こういった事務作業である。
教える方は、授業ごとに作ってもらった名簿で、初日の授業に出ることになる。
実技で受講人数も多くはないので、名簿で名前を読んで出席を取る。勤務校でくれる名簿は、学籍番号と漢字氏名、ふりがな付きの名簿である。下の名前が当て字が多くなって解読が難しくなった頃から、ふりがなは入れてくれるようになった。
「一検」はかずみちゃん、「青加」ははるかちゃん、「樹」はたつきくん、である。きっと幼い頃からいつも「なんて読むの?」と聞かれ続けてきたに違いない。本人は説明するのにうんざりしてはいないのだろうか。
難しいのは「くん」なのか「ちゃん」なのか、である。下の名前だけでは性別が全く分からないことがある。「望/のぞむ」くんだったり、「望/のぞみ」ちゃんだったりするのである。
そのうちに性別も入れてくれるようになると、密かに期待している。
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