秋は学園祭のシーズンである。
2週間ほど教える側は「お休み」なのだが、学生さんはそれぞれお忙しいのである。
学園祭期間中の構内の管理要員は、当該年度の学園祭実行委員会が組織している。それなりにさまざまな仕事があって、人を割り振らなくてはならない。
私が学生の頃は、サークルから何人警備に、何人が介護に、といったように「ノルマ」があった。現在の学園祭は、サークルと言うよりも個人とか数名のグループで登録して参加する方式のようなので、そういったノルマ制が機能しないのだろう。夏休み前後から学内のあちこちに「学園祭警備員大募集!」といった貼り紙が出没する。
しばらく前の研究室助手が、学生と話をしていたら「管理要員が集まらなくて」という愚痴を聞かされたらしい。まあ、ペイもなく、自分のやりたい仕事ではないだろうからなあ、というのである。助手は「やりたい仕事にすれば」とアドバイスしたらしい。コスプレである。介護班は白衣のセクシーナースの衣装を用意する、あるいは自前歓迎にすればどうか。
大当たりだったらしい。
「やりたい」と思わせることが、求人のツボである。
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