10月の3週目で、とりあえず勤務校の通学課程における授業日程は終了である。5月の連休明けから夏休みを挟んで16週間、同じ授業を5回繰り返す、というスケジュールである。
もちろん学生の方は入れ替わるので、全く同じ授業にはならない。が、それでも繰り返してこちらが「ベテランになった」という気は全くしない。毎度毎度、新しい発見と、もちろん失敗と反省の繰り返しである。
十年一日で、同じ課題をやっている。ワンパターン、といえば、ワンパターン、である。一方で、学生の方は毎年変わるので、結果は十人十色、同じものはまるっきり出てはこない。実習課題なので、課題における「正解」はない代わりに、「失敗」もまたない。学校には、たまにはこういった「先輩もくぐり抜けてきたあの課題」というのがある。くぐり抜け方、などが先輩から伝授されたりするようだが、実習なので役には立たない。
そして、学生の方は授業が終わればバンザイな状態だが、こちらの方はこれからが「残務整理」である。提出物のチェックと採点、来年度の向けての準備が山積である。非常勤講師にとって、こういうのは「サービス残業」でもある。
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