2015年6月12日金曜日

崩壊

現役学生が多くなると、真面目な学生が増える。
以前と比べれば、遅刻早退無断欠席は格段に減った。
いやしかし、こんなことは、授業以前の問題だから、あたりまえ、ではあるのだが。

ただ、ここ数年の学生さんを見ていると、高校生を通り越して「お子様」な印象もある。
授業中にやおら立ち上がり、こちらの話を遮って、「トイレに行ってきていいですか」と質問する。
遅刻をしたら、堂々と黒板側の扉から入ってきて、講評の最中なのに遅刻の理由をとうとうと報告しにくる。
授業中のスマホいじり、ライン連絡、ゲームは「あたりまえ」である。
授業中の体調不良は自分で対処する、人の話の腰を折らない、弁明されても遅刻は遅刻、授業に関係ないことは授業中にはしない、といったルールを授業開始前に確認しているにもかかわらず、である。そもそもこんなことを確認すること自体が大学なのか、という気もする。何度注意しても、授業中のスマホいじりは止まらない。あげくに「依存症なんです」と開き直る。依存症なら「学校」ではなく、「他のところ」へ行くべきだろう。

大学の授業崩壊も時間の問題ではないのか、という気もする。

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