時折、勤務校ではない大学に出向くと、楽しみなのが、トイレ、学食、購買部である。その学校の日常が垣間見えるのと、自分の勤務校とは様相が違うので面白い。
学食を眺めていると、そこの学生の気質なども見えてくるような気がする。
先日出向いた大学では、学食の横にまた別の飲食系のテナントが入っていた。学生の方はいわゆる「学食」の方に行く。よーく見ると、営業時間は短いし、メニューは学食にしては少なめ、値段も学食よりも1−2割増、といった様子である。
大学はいわゆる「公立」である。だからというわけではないだろうが、テナントは地域の障がい者の就業施設だった。
学生として利用するなら、授業の休み時間にせわしなく利用するには難しいかもしれないが、地域の人が手軽に利用できるのであれば、いいテナントだなあと思いながらカレーを食べた。レストランほどのサービスはないにせよ、カフェテリアとしてはうまい営業形態ではないかと思う。
福祉、という政府の見解が出るたびに、補助金といった話が必ず出てくる。それよりも前に、働ける場所と仕事、の方が、明快な「支援」だなあと思いながら、お茶のお代わりをお願いした。
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