時折、勤務校ではない大学に出向くと、楽しみなのが、トイレ、学食、購買部である。その学校の日常が垣間見えるのと、自分の勤務校とは様相が違うのでそこはかとなく楽しいものである。
もちろん大学によっては、得意分野の特産品などがあったりする。美術系の勤務校ではオリジナルデザインの日本手ぬぐいやスケッチブック、トートバッグ、などというのがあったりする。
同居人の通った大学では、「手みやげ用」というのがあった。大学の校章が焼きごてで押された饅頭である。大学キャンパスのスケッチが入ったのし紙に包まれた箱入り。近所の老舗の出入り和菓子店の品物である。もちろん学生には需要はない。要予約である。手みやげに持って行くと、それなりに先方にうける。大学の方は気を良くしたらしく、第二弾を投入した。校名に「茶」の字が入っているので「緑茶セット」である。大学の研究内容とは全く関係ない。だじゃれ好きの広報担当者がいるとしか思えない。姉妹校で「奈良」の字が入っている学校があるのだが、そっちには「奈良漬け」があるのかと考える。
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