2013年7月24日水曜日

ものぐさ

動画であれ静止画であれ、撮影するときには、まずどうやって撮ろうかということを考える。しょせんレンズと機械である。結局人間の視野や視界と同じように撮影はできない。

たいていは編集を考えながら撮影をする。初心者の学生さんは、あまり考えないで撮影を始めてしまうので、まずカット割のルールとか、カットをつなぐ方法などをレクチャーする。それでも、なぜかやみくもに場当たり的に撮影を始めてしまう。
教室で撮影するなら、まず三脚を立ててカメラを設置する。なんでそこに三脚立てるの、と聞きたくなるような場所である。

結局、編集できない素材しか撮影できないので、次は絵コンテをつくるということをノルマにした。
カットのつながり、シーンの分け方などが、実際の構図で検討できる、というのがミソなのだが、たいていはマンガになってしまう。四角い枠があれば、という条件反射なのかもしれない。
コンテの段階で、シーンの分け方を考えないと、とか、エスタブリッシングショットがないよ、とか指摘をしておく。しかし、実際に撮影をすると、絵コンテ通りには撮らないのである。


結局、場当たり的な撮影になってしまう。コンテとは違う構図になっているよねえ、なんでそこに三脚立てるの、と聞くと、「立てやすかったから」という返事が返ってきたりするのである。

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