2016年4月23日土曜日

事務方

新学期の間際になると、何種類かの事務書類が送られてくる。勤務校といわず、たいがいの学校的な組織であれば、「教える」セクションと、「事務方」のセクションは、別に組織されていて動くことが多い。大きな学校であれば、それぞれに関わる人数が多くなり、担当業務ごとにまた細分化された部署があったりする。大きな学校であればあるほど、組織は細分化され、縦割りされるようになる。
昨年もこういった「縦割りな困った」ことを書いたが、その一方、小さな学校では、業務も多くはないのかもしれないが、雑多な作業をこなすことになる。講師のサポートをしながら、会計処理をして、発注したテキストの数を確認して、先生のお昼の弁当を発注する。大きな組織と違うところは、なんでも質問すれば即座に答えが出てくるところだ。名簿、去年の備品の修理状況、昨年の卒業生の進路、先生の連絡先、どんなことでもまずその事務員に聞いてみることになる。
コンピューターがさまざまな現場で導入されると、どうしてもそちらのスキルも要求される。それに絡んで、作成書類も増えることになる。15年前と比べると作業量がかなり増えた。一生懸命に対応しすぎて、事務員が「壊れた」ことがあった。小さな学校で、ほぼ一人で切り盛りしていた。サポートのバイトはいたのだが、重要な作業はやっていない。ある日突然「しばらく休みます」状態になったそうである。
しばらくは大変だったそうだが、数ヶ月後に事務員は復帰した。

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