この手の資料整理は、いろいろな人の目が重なると、いろいろな見方や読み方が出てくる。正解が見つかることもあれば、なんじゃこりゃというものも、他の人にとっての貴重な資料であったりもする。今回の複写はデジタルデータなので、例えば資料画像の整理、提供や閲覧は、20年前と比較すると格段に楽チンである。資料の文面のフランス語を読んでもらうために、遠隔地の知人にデータを送って読んでもらう、などという芸当ができるわけだ。
結局複写の点数は1800弱、その他にあったフィルムやデータを整理したのが700ほどになった。
これまたデジタル時代のありがたいことは、整理したデータを速攻で担当者に送れることだ。点数が多いので添付ファイル、というわけにはいかないから、今やオンラインストレージで共有である。
フォルムで作業していた時代は、ラボからバイク便でポジフィルムだけ送ったり、誰かにクーリエよろしく運んでもらったりした。デジタルで作業することになって、数点なら添付ファイル、そこそこならデータ送信サービス、大量ならディスクをバイク便、という作戦になった。添付ファイルなら相手のメールサーバーの容量、データ送信サービスなら相手のPCの空き容量を気にしなくてはならなかった。オンラインストレージなら、どこでもデータが見られるし、スマホやタブレットでも通信環境さえあれば確認できる。
便利な時代ではある。
0 件のコメント:
コメントを投稿