2013年8月29日木曜日

賞味期限

インターネットで連絡をやり取りするようになって、おおお、と思ったのは「迷惑メール」である。
それ以前の生活だと、いわゆる「ダイレクトメール」とか、「投げ込みチラシ」というのが、それにあたるのだろうか。

私の少し下の世代だと、高校を卒業した頃に、化粧品会社からサンプルがいきなり送付される、景品付きのメークアップ講習会の参加案内が送られてくる、成人式用の振り袖の案内が送られてくる、くらいだった。その下の世代だと、学習塾、お受験塾案内などが来るようになった。

同居人には元奥さんと早世した娘がいたのだが、その娘宛に学習塾、予備校、大学や専門学校案内、振り袖、就職活動案内、ブライダル産業と、数えて25歳くらいまではダイレクトメールがずいぶん来ていた。どこから住所録を入手したのかわからないが、「この世にいない」という選択肢が、現在の社会ではあまりないのだなあと思ったし、存在しない子ども目当てのダイレクトメールは見るに辛いものがあったりする。
元奥さん宛には、保険、カード、宝石呉服衣類ブランド関係など、あれこれ来ていた。うーん、消費活動が旺盛だったようである。

あまりに多いので、居住者のフルネームを郵便箱に貼った。その日に、居住していない元家族向けのDMが入ってきた。
郵便物というのは、苗字しか見ないで配達されるものなのだあと思った。
元家族あてのダイレクトメールも、いなくなって、10年ほどで配達されなくなっただろうか。そこいらあたりが業者が入手した住所録の賞味期限なのかもしれない。

そろそろ人生も佳境が過ぎようという現在では、投げ込まれる「管理栄養食宅配弁当」のチラシに、なぜ年齢がばれているのかとつい疑心暗鬼になってしまう今日この頃である。

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