2012年9月14日金曜日

立て看板


大学構内ではあちこちにポスターだのビラだのが貼ってある。

一昔前だと「立て看板」というのがあった。
材木屋からベニヤ板と垂木を買ってきて大工仕事、最後にベニヤにペンキやアクリル絵の具で絵を描く、というやつである。
「劇団なんとか本日初日!」というのもあれば、「体育研究室主催夏の水泳教室参加者募集」というのもあったりして、大きいのでまあまあ目立つ。
むしろ大判コピーなんかの方が高いので、せっせとアクリル絵の具で立て看板を塗り替えたりして使い回したりしていた。

そんなのが、学内になくなってから何年になるだろうか。学内のあちこちにおかれていた自転車や、放置されていた学生の課題作品なんかが一掃されて、一見きれいにはなったけれど、なんだか大学っぽくないなあと思ったりする。大学というのは雑然として活気があるように見えたものである。

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