2012年9月11日火曜日

始業


勤務校は、年間二期制である。

私の通っていた中学高校も二期制だった。4月から9月、10月から3月、という区切りである。だからして、前期末の試験は9月末、夏休みは試験勉強にいそしむようになっており、満喫した、という感じはしなかった。
大学に入ってからの二期制はすこしずれていて、4月から7月、9月から1月、という区切りだった。夏休みはまるまる2ヶ月何しようか、という状態である。もちろん「夏休みの宿題」を課す科目もあったりするのだが、中学高校の試験勉強と比べれば楽しいものである。
ここ数年は、少子化に伴う受験期間の見直しが影響しているのか、後期は9月から12月、という区切りになった。まあ、以前は1月に1-2週の授業があって試験だったから、何となく間合いの悪いスケジューリングのように見えたので、カレンダーから見れば「おさまりのいい」予定表が組まれている。
問題は、だからといって、授業日数が減っているわけではなく、12月に終わらせるために、9月の始業が早くなったということだろう。昨年は関東大震災のこともあって、学事予定はずれていたのだが、今年の始業は9月3日、公立小学校並みである。しかも残暑も厳しく、屋外の実習を考えると暑いことこのうえない。できれば最高気温30度以下になったところで始業、という制度もほしいところである。晴天の南側教室で授業をすれば、温室状態なので、エアコンはフル回転である。環境に優しいとは言えないような気もするが、学事予定はそんなことは関係ないのである。

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