2015年12月28日月曜日

ご相談

同居人は10年ほど前になるが、社会人で大学院へ行った。専攻はカウンセリングである。

カウンセリング、といえば、アメリカの映画を見ているとやけに「カウンセリング」な場面が多い。映画では、「カウンセラー」が話を聞く、というスタイルである。どちらかと言えば医療行為に近いものが多い。日本ではあまりなじみがないが、アメリカではポピュラーなのかもしれない。

ここ10年ほどになるが、大学でも保健室の横に「学生相談室」というのができた。開設されたときの回覧では、学生生活の悩みをいろいろと聞きます、といった趣旨だった。よろず相談窓口、という感じである。週に数回カウンセラーが来て、あとは専任の先生が何名か「担当教員」として名前が並んでいた。
カウンセラーはわかるが、専任の先生にお悩みを聞いてもらうのはいかがなものかと思った。担当として並んでいるT先生に、「授業が難しくてついていけなくて悩んでいます」などと言おうものなら、笑い飛ばされて「努力が足りない」と檄を飛ばされそうである。かえって落ち込みそうだ。 

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