2015年12月23日水曜日

保留

さて、くだんの「保留」ちゃんである。

ことほどさように、授業を落としてしまうと、最終的には卒業に響く。もちろん、卒業など関係ない、という強者もいる。しかしたいていの場合は、卒業して就職、というのが目の前にぶら下がっている「ニンジン」である。落としてから気づいても遅すぎるので、授業時にもしつこく出席日数や提出物の確認をする。

それでも落としてしまった学生がいる場合、前述のように、大学の規定通り「再履修」という状態にはならない。だから、別メニューや別課題、自宅作業などエキストラで考えてやらなくてはならない。実技が伴うので、「参考図書を読んでレポート書いて」などというわけにはいかない。だから、落ちてしまう学生がいると、こっちの方が面倒、という実情もある。
だから、研究室のスタッフに手を変え品を変え、保留中の学生のフォローをお願いする。提出物が不足なら追加提出、出席日数が不足なら追加課題を出して、とにかく年度内に単位を出す、という作戦になる。

今年の「保留」ちゃんにも、目下研究室のスタッフが強力にフォロー中である。 

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