2014年9月7日日曜日

ながら族

ガジェットひとつで、ゲームも出来るし、漫画も読める、電話もかけられるし、SNSで他人とつながることができる。
ひとつの機器でさまざまな機能を持つので、機器をたくさん持ちある必要がなくなった。まあ、便利と言えば便利、ではある。

そんなガジェットなので、学生さんは手と目玉さえあいていれば、機器を操作する。
スマホ依存、という言葉がメディアで使われるようになって、歩きスマホはやめましょう、などと言われたりしても、学内では多くの学生がスマホをスリスリしながら歩き回っている。自転車に乗りながらすりすり、昼飯を食べながらすりすり、授業中もすりすり、用もないのにすりすりである。

時々、トイレでスマホの落とし物を発見することがある。スマホだけ手に持ってトイレに行くのかな、ポーチやバッグに入れて用を足すのではないのかな、と思っていたら、トイレですわってすりすり、というのはよくあることだそうである。おかげで、トイレの個室の中にぽつねんとスマホが置き去りになっていたりする。

以前、携帯電話が学生の必携がジェットだった頃は、トイレの中でおしゃべり、という状況を目撃、ではなく拝聴してしまい、ビックリしたことがあった。扉を閉めた個室の中から、ぼそぼそと話し声がして、よーく聞いていると、どうも電話でおしゃべりしていた、という状況であった。最近は、トイレに座ってLINEというので「つながったり」するのだろうか。発信者の状況を想像したくはない、かもしれない。いやいや、トイレに座って用を足しながら、仕事の打ち合わせが出来るのは、むしろ難しいことなのかもしれないが。

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