2014年9月5日金曜日

熱中

いまどきの学生さんの必携ガジェットはスマホである。
もちろん世間的にも大流行である。

電車に乗って席に座る。向かいの席は7人がけ、たいていは3人、多い時は5人がスマホをすりすりしている。文庫本を読んでいるのは1-2名、という感じだ。これは、既視感かと思うことがある。

大学を出て社会人になった頃、電車で通勤していたときに、席に座った。通勤時間帯なので、まわりは年齢いろいろなサラリーマンが多い。ビジネスマン、とでも言おうか、背広、ネクタイ、ビジネスバッグ、というのが定番である。画一的なファッションだよねえ、と思っていたら、向かいの席のサラリーマンがバッグから取り出して読み始めたのは漫画雑誌である。
我々の世代だと、大人向けの漫画雑誌というのがあって、B5中綴じである。しかし、並んで読んでいるサラリーマンの中には、B5無線綴じ、すなわち少年漫画雑誌の体裁のものを広げていたりする。ハードカバーや文庫本を読むのは、女性が多い印象があった。

翻って、目前の状況は、漫画雑誌がスマホになっただけ、に見えることがある。

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